インバウンドファクトリー

コラム

外国人が飲食店探しに使う神アプリと食事制限の話


こんにちは、インバウンドファクトリーです。

新しい令和の時代が始まりました。改元と大型連休の期間は、どこも観光客で賑わっていましたね。例年よりも長いゴールデンウィーク、外国人を見かけることも多かったのではないでしょうか?

外国人が日本に来てみたい時期とは?

いつかは日本に行ってみたいと、日本へ旅行を計画している外国人の皆さんは、できれば春、そして願わくば桜を目指している方がやはり多いようです。日本全国の桜を求めて、外国人を乗せた貸切バスを見かける頻度も増えてきていますよね。

日本人にとっての桜

桜の時期になると、通い慣れた道沿いの桜の蕾がほころび始めたり、遠くの山を眺めてみれば、新緑の中にちらほらと淡いピンク色の桜が顔を出したり...

日常の風景にほんの少しの桜がプラスされるだけで、気持ちまでプラスされてパッと明るくなるのは筆者だけではないはずです。

年に一度だけ、出会いと別れの時期に開いて散っていく桜。それぞれが持つ桜の思い出とリンクして、より愛おしく感じてしまいます。

外国人が求める桜

先月ご案内した外国人観光客から、「この景色が見てみたい!」と一枚の写真を見せていただきました。

外国人がよく使っている神アプリに載っていた、美しい桜の写真でした。外国人の多くが求めているのは、写真と同じ満開の桜。

満開の桜が見たいから、咲き始めや散り始めでは、物足りない。日本に来たからには、やはり満開の桜を見て100パーセント満足したいと思うのは当然かもしれません。

お花見しても、花より団子は万国共通。お腹はすいてくるわけで、ランチ場所をリクエストされました。

外国人が飲食店を探す方法は?



来日した外国人の皆様に聞いてみました。
「飲食店をどのような方法で見つけましたか?」


  • 友達や知人からすすめられた。
  • ホテルのフロントやコンシェルジュに教えてもらった。
  • 観光案内所で紹介してもらった。
  • ホテルに置いてあったチラシを見つけた。
  • ガイドブックに載っていた。
  • ブログで見つけた。
  • SNSで見つけた。

他にもいろいろなパターンがありそうですが、一番多い回答はこれでした。
(弊社スタッフによる小規模のリサーチです。)

トリップアドバイザーで口コミを見た。



国や地域によって、検索の方法は異なってきます。SNSの種類についても当然異なった傾向があります。

皆様がターゲットにしている顧客層を考えた時、よく使用されているSNSをリサーチしてみることは、外国人の集客を考えていく中で、とても意味のあることです。

日本人も外国人も同じように、SNSサイトや旅行や飲食店の情報に特化したメディアやアプリで検索、そして口コミ情報をチェックしてから、飲食店にたどり着いているという声が多く寄せられました。

日本人にはおなじみの◯◯ログや◯◯なびがありますが、外国人が日本を旅行する際に、旅行中に頻繁に使っているアプリとしては、トリップアドバイザーが人気のようです。

外国人から、口コミで評価の高いお店や施設に行ってみたいとリクエストいただくことが多いです。

外国人受け入れたくないお店にも、外国人はやって来る 

できればうちの店に来てもらわなくても大丈夫、と思っていたから、外国人を受け入れる体制ができていない。

できれば他店に行ってもらいたいから、日本語の看板しか出していない。

それなのに、外国人がいきなり来店して、泣く泣く接客したという店主の相談を受けました。店主を一番困らせたのは、入店した外国人に食べられない食材があったからでした。

外国人客からメモを見せられて、そこに書いてあったのは、

「私はベジタリアンです。肉と魚を食べません。」



お店に入る前ならば、どうにか断ることもできましたが、お客様はすでに店内で着席してくつろいでいます。

外国人の食事制限とはダイエットの話のみならず

インバウンドの現場で、お客様が摂取しない食材が存在することを、「食事制限がある」と表現しています。食事制限という言葉から、減量を目的としているかのような印象があるかもしれません。

飲食や宿泊施設や旅行サービス業の皆さんが普段使っている一般的な用語です。何らかの理由で、 食べない・食べられない食材があることを意味しています。

食べない・食べられない食材があるのは、日本人も外国人も同じです。

近年の訪日外国人数の増加に伴い、外国人の受入環境が整っていない飲食店にも、待ったなしで外国人が来店しています。外国人と飲食店にまつわる事案が、頻繁に取りざたされるようになりました。



外国人の食事リクエストに対応できていますか?

食事を提供しているホテルや旅館や飲食店で、有名店や一流店と評されている施設においても、外国人の食事制限について、必ずしも十分に対応できているとは言い難い状況です。

外国人の食事制限の理由とは

日本人相手ならば、さほど聞かれなかったリクエストが、外国人から聞かれるのは、訪日外国人の数が増えているという大前提があります。

世界中から、日本食を食べたことの無い外国人が日本に来て、食事の場面で戸惑ったりしています。

アレルギー等の健康上の問題があったり、宗教や思想信条などが背景にあったり、様々な事情により召し上がれない食材がでてきます。

ここまでお読みいただいて、外国人の受け入れをコワくなったあなた、心配しないでください。 

おもてなし術;外国人の食事制限に対応するコツ

車の運転に例えるなら、初めての場所を運転する時、前方に何があるか把握できていない状況では、ちょっと不安になることありませんか?

インバウンド対応もそれと同じことです。

ポイントをおさえれば、なんの心配もいりません。
ポイントは、実際に召し上がらない食材を具体的に聞き出すことです。

ベジタリアンの場合、肉と魚に加えて、卵や乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト、バター等)が食べられるのかどうか把握する必要があります。

さらに、フルーツや豆類、匂いの強いネギやニラやガーリックなどの五葷(ごくん)を召し上がらない方も、ごくまれにいらっしゃいます。

ベジタリアンと言っても、いろんなパターンがあります。

具体的に食べない・食べられない食材を聞き出すには、
イラストや写真をお見せするのがおすすめです。

あまり英語を使わないで確認できる、
誰でもすぐに実践できるおもてなし術です。



外国人が来るたびに必ず食事制限が起きるわけではありません。
なんの問題もなく、満足していただける外国人が大勢います。

オイシカッタデス!アリガト!と満面の笑みで外国人からギュッと握手されたり、ハグされたり、そんな展開もあります。

SNS投稿がきっかけで、気がついたら、外国人に接客することが当たり前になっているかもしれませんね。

口コミを増やすための具体的な方法については、またお話させていただきたいと思います。
誰よりも、訪日外国人の生の声を数多く聞いてきました。
インバウンド対応、現場を知っているプロにご相談ください。
インバウンドファクトリーは、現場のあなたを応援しています。

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